2013年9月8日日曜日

メルボルンビジネススクールでの経験と大学院進学

仕事をしながらメルボルンビジネススクールに通っているが、プチ・MBA経験といったところである。取っている授業は多くないものの(週2コマ)、Assignment、Study Group、Tripその他飲み会…と、パートタイムとフルタイムの学生の垣根は一切無く、授業がある日と土日は結構「学生生活」である。

はからずも「プチ・海外MBA生活」を送っているが、ビジネススクールで得られるものと自分のキャリアの方向性を比べた際、そこまでマッチングする部分は多くない。起業・スタートアップを含め、起業家のモチベーションは無く、またビジネスの経営者というのも少し違う。大学卒業後会社での8年間のキャリアを振り返ると、所属する組織はさておき、その国の経済、金融システムに何がしかの影響を与えられる仕事にやりがいを感じる部分が大きかった。

また、ある程度パブリックな仕事の方が向いているという気もしており、民間企業では出来ないことをデザインする仕事として、パブリックな仕事は意外と(学生時代に思い描いていた以上に)、やりがいはあるんだろうなぁと思うようになった。もちろん、パブリックな中にも民間企業の観点は必要であり、このブリッジが出来る人材を目指してみたい。

高校時代や大学時代の序盤に思い描いていた「国際公務員」っていうのも、改めて考えてみると魅力的だなぁと。実際、仕事で交流する「国際公務員」を見てそう思うようになった。それで、必要要件はなんだろうかと考えてみると、英語力や実務経験といった部分ではそんなに劣後する部分は無いと思っているが、決定的に足りないのは「修士号以上の学歴」である。

学生時代からこの点に気づいてはいたものの、元々海外の大学院に行くにしろ、職務経験無しはオススメしないとのアドバイスを多く貰ったこともあり(これは正しかった)、まず就職し、今に至る。

というわけで、仕事には全力を注ぐ一方、キャリアの選択肢として海外留学は常に意識をしていた。ただ、上述の通りあまりMBAについてはそこまで関心が無く、また卒業後、それを出身会社に還元するという課程で、コミット出来ない部分もあるように思い、会社の選考は受けていない。

また、海外で学位を得ないと意味が無いと思っており、海外のMPA等の公共政策か経済学・ファイナンス専攻修士が現実的かつ理想的な選択肢だと思っている。その形式については、

①完全自腹で私費海外留学
②奨学金を受けて海外留学
③日本の大学院に留学してダブル・ディグリー

ということになるだろう。「衣食足りて礼節を知る」であり、例えば親や金融機関に借金をしてまでガチガチの生活を送るのはどうか、という気持ちも有り、普通に貯金して行けばいいと思っている。ただ、その中でも奨学金は魅力的であり、金銭面以外にも、そのプロセスを経たことで生まれる人脈も然ることながら、安っぽい言葉で言えば「箔」が出てくる部分もあるだろう。というわけでこれは引き続き注目。

後、意外と面白いのは③。多くの大学院が提供しているわけでは無いが、2年乃至2年半で日本と海外の大学院の修士が取れる。日本の大学でもう少し勉強すれば良かったな、と思っている部分もあるので、これだと一石二鳥な感もある。このblogで情報収集した結果を蓄積していってみよう。



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