2013年7月17日水曜日

英語の勉強「TOEFL」編


自分自身、留学などの海外経験はそこそこあり、かつ大学受験時代も英語が得意教科だったこともあり、それなりに英語は得意な意識でいるものの、やはり実際に話してみようと思うと、ぎこちない英語になってしまう。2005年のアメリカ留学時代をピークとすれば、その後の会社生活(@東京)でじわじわと落ちている感じがしていた。少なくとも海外との接点はそこそこあった職場だったし、英字新聞等の購読、海外ドラマの聞き流しはしていたので、語彙含め、リーディングとリスニングの力は伸びていたと思うが、スピーキングとライティングは落ちる一方だったと思う。帰国子女との違いはここだなぁといつも感じていた。

というわけで、社会人4年目くらいから半年に1回くらい、TOEFLを受けるようにしていた(最初の受験前には形式を知るために解説本を一読したが、その後特に対策はせず)。もし仮にガクッとスコアが落ちることがあったら気を引き締めよう、何か対策しよう、という気持ちで。

スコアとしては、iBT80点台前半からスタートして、今は80点台後半から90点を超えるところでウロウロしている。弱点は明白で、リーティングとリスニングで50点近く取れるものの、ライティングとスピーキングで35点というレベルであるため。別に100点以上のスコアメイクの必要性は無いため、将来海外勤務でもあればスピーキングも自然と改善するだろう、という軽い気持ちでいた。

そんな中でオーストラリア勤務の機会が巡ってきたので、(もちろん本業もそこそこ忙しいけども)良い機会なのでTOEFL英語をきちんと勉強してみようと思っている。手始めに出国前にライティングの参考書を買ったところ、今までの自分の回答と参考書の言う「雛形」の乖離っぷりに驚いた。リスニングとリーディングについては、試験のためだけに勉強するのは退屈なので、リーディングは英字新聞を眺め、リスニングは現地のテレビ(ビジネスや理系)を流し見することにしている。

先週日曜日、そういった中で受けたTOEFLだが、リーディング、リスニング、ライティングはこれまでで最高の出来だと思う。ただリーディングの時間配分を、普通は20分×3のところ、1問目から理系(宇宙)の話でやや混乱してしまい、30分かけてしまった。3問中3問目の最後の問題はランダムチョイスになってしまったが、それ以外はうまく出来たと思う。8割~9割というところか。次回の反省とすると、基本に戻ってリーディングは最初はさらっと流し読みして問題までたどり着き、問題毎に精読することに心がける。

リスニングは分からないところが無く、確信を持って選択出来ていたので、ケアレスミスが無い限り高得点だろう。最後のセッションも全て正答の自信があるが、家に帰って(あまりに簡単だったので)「ダミーかな?」と思って問題の内容を検索したらやはりダミー問題の様でがっかり。何れにせよ、結構点数高いと思う。満点という贅沢は言わないが、9割は行ってほしい。

ライティングは、初めて参考書の「雛形」を適用して書いてみた。1問目は難しい単語もちりばめつつ、うまくまとめられたが、2問目は結構漠然とした質問、かつあまり個人的に意見も無いトピックだったのでネタ探しにやや苦戦。論理構成はそこそこだが、ちょっと文章の吟味が足りない気もする。9割は厳しいだろうが、25点近辺はあるだろう。

スピーキングは毎回鬼門。特に周りの人が話しているのが聞こえるので、隣の人が自分と違う意見で進んだりすると、混乱させられる。スケジュールをずらしたり、戦略的に受験することも必要そう(休憩はフルに取る、問題解説文もフルに聞いて時間を稼ぐ等)。6問出たが、理系講義レクチャー系は聞き取れるし理解できるものの、まとめろと言われると苦しい感じ。45秒のスピーキング期間、最後の5から10秒無言、ということになってしまった。おそらくここは「Limited」スコアだろう。他は、満遍なくうまく言いまわせたが、効果的なパラフレーズは出来ず、そこまで長足の進歩では無い感じ。Goodが取れる問題があるかないか、殆どはFairで御の字かなという手ごたえ。6割くらいだろうか。ここはちゃんと予備校にでも行ったほうが良い箇所かもしれない(海外だとそれもかなわないが)。

従って、今回の予想スコアとしては90点台前半、リーディングがうまくいっていれば後半、といったところだろう。やはりスピーキングを改善すれば100点は超えるように思うので、今年しっかり対策して半年後くらいにもう一度受けてみよう。今回のスコアをオーストラリア生活の最初の数値として、滞在期間中にどこまで伸ばせるか。

尚、自分の経験から言って、英語の「勉強」はなかなか形に表れにくいと思う。経済なりビジネスなり、スポーツでもいいが、何か特定の分野を英語で取り組むことにより、自然と英語力もあがると。TOEFLも現状のテスト形式でいくと、どれだけ英語を座学で身につけたか、という問題では無く、どれだけ話しなれているか、読みなれているか、聞きなれているか、書きなれているか、を問う試験である。この観点では、今自分は日常の仕事で英語を読み、書き、聞き、話しているなので、スコアアップのチャンスだと思っている。

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